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ハウスメンテナンス

2ホールシングルレバー混合水栓に交換

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~DIYで2穴台付シングルレバー混合水栓に交換/フレキシブル管は水栓側から先に接続すると曲げやすくパッキンが密着しやすい~

既設の混合水栓のパッキン交換が必要なのですが 旧式のため モンキーレンチでは パッキン駒が取り出せない仕様の物でした

machapero
machapero

…ということで キッチン混合水栓のDIY交換を頼まれました

依頼人は この際 シングルレバー式に取り替えたい という要望でした

過去の記事で洗面台の交換をしたことがあるのですが 水道工事は久々です

現場の状態

元の台付き混合水栓
元の台付き混合水栓

小さなシンクです…

これだと 短かいスパウトの物を探す必要がありますね

スパウトの長さは200㎜程度
スパウト長200㎜程度

現状では200㎜程度のものが付いていて 排水口に直接水が落ちる寸法なのです

シンクの遠い箇所の水の回り方を考えると もう少しだけ長い230~235㎜あたりが欲しいところです…

2ホール台座の規格スパンは 203㎜

どの製品が適してるか

これらの条件で 通販で検索していくと 4つほどの候補が上がったのですが プラスチック部品の組み込みがない物が良い という事だったので LIXILのRSF-851YTOTO TKS05310J に絞り込み 依頼人の選定に任せました

フレキシブル管で来てれば有難い…

現状がフレキで繋がっているのなら 交換水栓の脚の長さは あまり考えなくてもよさそうです

現地をみると この地域では珍しく 室内配管に保温材が巻かれていました

シンク下の状態
シンク下の状態

部分的に切り開いてみると フレキシブル管を使っていて 逆止弁なしのシンプルな配管でした(床下からの銅管は 久しぶりに見ました…)

出来るだけ 既設の部品を流用したいので このフレキ配管は 先の工程がイメージし易くなりました

今回はシンクレバーが必要か?

シンク下に入って 見上げたとたん ニッコリしてしまいましたww

ナットに十分に手が届くし レンチを回せる余裕があります

シンクレバーが無くても届きます
シンクレバーが無くても届く
補強版を付けた方がよさそう
補強版を付けた方が良い

補強板の作成

取り付け部の周囲の板は 水分で劣化していますので 補強板を挟んだ方が良いです

補強板は 既製品が売っています が 経費節減のため 100均の9㎜厚の板に防水塗装を施して作成しましたw

取付開始

作成しておいた補補強板を使って 台座をガッチリ固定します

自作の補強版を噛ませてマウント
自作の補強板でマウント

既設配管との接続

付属の逆止弁
付属の逆止弁使用

購入した混合栓には 逆止弁が附属されていました

シングルレバー式には 構造上 逆止弁は無くてもよいとは思いますが 施工手順書に 寒冷地仕様以外には逆止弁が書いてあるので 高価なものを余らせても勿体ないし ユニット直下に取り付けました

フレキシブル管は上部から接続

フレキシブル管は 上部から接続した方が 余計な力技が要らないし フレキの皿の面が パッキンをしっかり噛んだ後に曲げないと 漏水の危険性が増すと思います

また 下部をあとに接続した方が 曲げ加工した後のフレキの皿面が 平行になるように微調整しやすく 均等にパッキンを挟んで締め上げる事が出来るからです

あれっ!立上り管の丈が違うじゃん…

巻かれていた保温材を部分カットして露出させたら 丈が違ってましたww

逆止弁を付けたことも重なって 既設のフレキシブル管を流用すると 曲げが左右で大きく異なることになります(短いよりはマシなんですけどw)

こんなこともあろうかと 自宅にあったフレキを数本持ってきてましたので 最も合いそうな長さのものに付け替えて調節しました

立上りの長さが違った
立上りの丈が違うじゃん!
長さの違うフレキを取付
長さ違う予備フレキで対応

綺麗についたと思います

通水テスト

水道メータ側の補助止水栓で 高圧にしたり 混合水栓側で全開にしたり 繰り返しチェックしましたが 量水はありませんでした

私は力技に頼らず パッキンを均等に潰すことに気を配りますので 前述のフレキ管の接続順は 漏水防止のコツだと思ってます

シンク内の水回りもOK
シンク内の渦もOK

水栓の選定には スパウト長も考慮したので シンク内の水の回り(渦)も 隅々まで行き渡ってます

施工完了

取付終了
取付終了

おまけ(洗面台混合水栓のシャワー)

依頼人から 洗面台混合水栓のシャワーホース付け替えの追加依頼がありました

このシャワーには 持つところに止水ボタンが付いているものが ホームセンターで量販されています

しかし 一般的に 洗面台の混合水栓(画像のタイプ)は カラン側かシャワー側かのレバー操作しかなく 真ん中に「止」がない物は 逆止弁が内蔵されていませんので シャワーホースはストッパー無しの物で交換する必要があります

シャワーの出口側で止水すると 混合栓の筐体内部で 水圧の高い水道から温水器側に逆流を起こして 温水器を壊してしまうからです

なお ストッパー付きを使いたいのであれば 逆止弁の後付けは可能です(高価ですが…)

また 風呂場の壁出し混合水栓の場合は レバーの真ん中に「止」が付いているものが一般的なので 手元ストッパー付きのシャワーホースも使われてるという事ですね

シャワーホース交換
シャワーホース交換
逆止弁ナシはストッパー付NG
逆止弁ナシはストッパーNG

まとめ

DIYで2ホールシングルレバー混合水栓に交換

接合部に手が届いたので シンクレバーの購入は必要なし

フレキシブル管接続は DIY作業がし易いが 上部から先に接続するとパッキンが密着する

水で裏板が傷んでいたので 防水塗装した補強板をDIYで作成

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