~DIYでキッチンの蛍光灯を修理/棚下灯スイッチの紐が伸びたままに!エレキギターのPU取付用のスプリングで部品代用に成功!~
台所の流し台の上にある棚に下向きに付いている電灯が操作不能になってしまいました。
紐をカチカチ引っ張ると点灯するあのライトことでしょ?
あれはなんて呼ぶのかなぁ?
流し台の上の蛍光灯は何て呼ぶのだろう?
皆さんは何と呼んでいるんでしょうか?
ググってみると、電機メーカーによって呼び名は違うようですが、「キッチン棚下灯」とか「手元灯」とか呼んでいるメーカーが多いようですね。
スイッチの紐が伸びたまま動かなくなってしまった
ある日、食器を洗おうと流し台の前に立って、目の前にある紐をカチカチと引っ張ろうとしたら、頭の中で「カチカチ」いってるだけで、耳からは聞こえてきません。
よく見るとスイッチの紐が伸びたままでピクリとも動きません。
我が家は、台所には皆んなが立ちます。
「誰だ!壊してそのままにしてる奴は!」
わたしは咄嗟にそう思いました。
台所天井の4連蛍光灯で炊事は出来るんだけど…。
台所は毎日使うところですよね。
夕日が差して 台所の格子窓から「トントン」まな板の音が聞こえてくる…。
そんな風景が目に浮かんできますが、我が家の母屋の台所は外側を向いていなくて、ダイニングの内壁に向かって設置されているのです。
このため、キッチン棚下灯がないと手元が薄暗くて調理がしにくいのです。
家のレイアウトに特に不満があるわけではないのですが、手元を照らす電灯が必要なレイアウトであることは間違いありません。
流し台の斜め上の天井には4連蛍光灯が付いていますので、とりあえずは炊事は出来ていました。
しかし、手元が自分の影になるので、やっぱり不便。
おまけに12月だったので、夜の炊事だけでなく、朝も明かりがないと包丁を持つ手元が暗いです。
そんなことを思いながら、1週間程度たった週末…。
DIYの意欲が湧いてきたぞ!
「自分で出来ることは自分でやる」「チャレンジしてみる」これはDIYの精神です。
ナチスドイツの空爆を受け、荒廃したロンドンの街に拡がった「Do it yourself」。
戦後復興のスローガンがその発祥です。
「さて、ちょっと分解してみるか!」
紐を引っ張ってスイッチが入るという事は、何か滑車のようなものが付いていてバネか何かで元に戻るという仕掛けなのではないか?
そういうことは想像はしていました。
しかし キッチン棚下灯の電源は、棚の底面の袋部分を通って配線されていますから、ユニットの大幅な取り外しは 電気工事士の資格範囲に抵触するので そのような分解は避けたいと考えました。
作業開始
キッチン棚下灯は棚に付けたままで分解開始
この段階では スイッチ内部の構造が分からなかったので、私の手に負えない場合のことを考えて、復旧しやすいようように探ってみます。
念のため ブレーカーを落としてから 表面を外してスイッチ駆動部の中身を覗きます。
蛍光灯本体からスイッチBOXを外して蓋を開けてみると、スプリングが離脱してるのがすぐに分かりました。
代用部品の作製
分解して中身を見てすぐに思いついたのが、ギターピックアップマウント用のスプリングを代用部品に使うことでした。
サウンドハウス/ SCUD ( スカッド ) / PG30H自作の部品に交換して組み込み開始
代用のスプリングバネの加工が出来たので、早速、組み込み開始!
元のスプリングバネが破断脱落していたので、バネの引っ掛け方が分かりません。
この画像の部品の裏側に電源接点部があって、紐を引いて回転するプーリー側は 謂わば駆動部なので 電気知識とは異なり スプリングの先端を曲げ加工して 引っ掛けさえすれば作業完了のはずです。
ピンセットを使ってバネに捻りや張力を加えながら引っ掛けるのですが、今回工程で一番難しい作業でした。
組み込み作業完了。蛍光灯は点灯するか?
使った工具は、ギターメンテナンスキットでした。
さて点灯テストです。
紐を引きます、カチカチカチ。
無事点灯しました!いつもより明るく感じます!
蛍光灯がついただけのことですが、DIYの結果が良いと、やっぱり嬉しいですね。
なお、DIYは勢いで進めるのではなく、後戻りできるように作業を進めることも大事です。
そのことが成功につながるコツだと思います。
まとめ
キッチン棚下灯のスイッチ紐が伸びたまま動かなくなってしまいました。
分解したらスプリングバネの破損でした。
交換部品の代用品として、エレキギターのピックアップのマウントに使うスプリングを自分で加工して取り付け。
DIYは、後戻りできるように作業を進めることも大事。
ギターの部品でなおしちゃったんだ!
使えそうな材料は何でも使うよ!
だから、私の材料箱は他人が見たらゴミ箱にしか見えないかもね?(笑)