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ビオトープ

白メダカの子供たちが氷の中で生き抜いていた

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~ビオトープのDIYは自然の摂理に反するか?ビオトープの氷の中でメダカの子供達は生き抜いていた/DIYの本質は自然との調和~

横浜市内でも気温が低~い地域

横浜ってテレビドラマによく出てくるから、おしゃれな感じがする~。

マチャペロ
マチャペロ

テレビでは港周辺ばかり映してるからね。

おしゃれ?な感じなのはその周辺だけだよ。

我が家なんて冬はスゲー寒くて地味な所だよ(笑)

別のページでも話ましたが、私の住んでいる地域は、隣の市域に面していて、港側から見れば丹沢の山岳方面に向かって行った所なので、市内では標高が高く、冬はとても寒くなります。

我が家の積雪30㎝
足跡の左側にはメダカのトロ箱水槽が5器埋まっている

毎年厚い氷が張る

令和3年になった今年は、まだ目立った雪は降っていませんが、歳のせいかとても寒く感じます。

朝出勤するときは、まだ薄暗いのですが、メダカ水槽は連日凍っています。

今日は5mmくらいの氷が張ってます
今日は5mmくらいの氷が張ってます

メダカのトロ箱飼育は自然任せでビオトープ状態

メダカは光を潤沢にあてないと死亡率が高くなります。

へ~!

メダカって光をよくあてないと死んじゃうの?

マチャペロ
マチャペロ

そうなんだよ。

実験データを見たことがあって、10匹づつ室内で1週間飼育した場合に、光を当てていた方が生存率100%、もう一方は10%だったよ。

このため、太陽光が当たる室外飼育で出来るだけ自然状態に近づけたいのですが、池を掘るほどの敷地がないので、水槽にはトロ箱を使っています。

しかし、それ以外はビオトープに近い状態。

葉っぱも一緒に凍っている水槽
葉っぱも一緒に凍っている水槽

たとえば、水槽に枯葉などが入って溶けると、水質の酸化や亜硝酸が発生しやすくなるので、魚にはよくないのですが、あえて我慢してそのままにしています。

ただし、表層を落ち葉が覆って、メダカに光が当たらなくなるようでしたら、葉っぱは取り除きますけど…。

私は昔、手間のかかる熱帯魚を飼育していたので、ついついその時の癖でメンテナンスをしたくなるのですが、ビオトープ化したいという、DIYの目的があるのです。

ビオトープとDIY?

結びつかない…。

DIYの発想をビオトープに活かしたいというのは矛盾か?

DIYの本当の意味は、別のページで話しましたが、ナチスドイツに激しい空爆を受けたロンドン市民が、生き抜いていくために、自分で出来ることは自分でやろう!「Do It Yourself !」を戦後復興のスローガンにしたことが発祥だと言われています。

DIYが生き抜くための手段だということは、わたしが仕事でアフリカのザンジバルに滞在していた時に、目の当たりにしたことでした。

そのように考えると、DIYとは自然との調和だという一面もあるではないか?と思うに至ったのです。

そこで身近に取り組めたのはビオトープ。

メダカたちにも協力してもらって、放ったらかしで朽ち果てるのではなく、どうしたら環境と調和できるのか?

これをDIYの創造性と重ねながら取り組むことにしたのです。

氷が張ったトロ箱にメダカの姿がない!

我が家の周辺は、天気予報で言っている予想最低気温から1~2℃低く見ておいた方が良い地域です。

そういう場所なので、一旦、氷が張るとなかなか溶けません。

一方、メダカは水温の適用範囲がとても広く、真夏の30℃から真冬の氷点下でも耐え抜くことができます。

但し、低水温の場合には環境要件があって、冬眠する動物が地中で過ごすように、メダカも水槽底部に堆積した泥の中に潜り込みます

したがって、自然の堆積物を汚らしいからと言って人間が掃除してしまうと、メダカは越冬することが大変困難になってしまいます

5つの水槽すべて全滅か?

メダカは光が水面に当たっていないと致死率が高くなります。

このため、氷が張っている氷点下の水温であっても、水面に日照があれば、泥土の中からひょっこり顔をのぞかせます。

しかし、ある日、5つのトロ箱水槽に太陽光が当たっているのに、メダカが出てこない日があったんです。

動きのないシ-ンとした氷の水槽
動きのないシ-ンとした氷の水槽

次の日も次の日も姿を見かけません。

彼(彼女)らは、半年前に生まれた若手で、体がとても小さいので、低水温に耐えられなかったか…。

真冬なのに春のようなある日

今年の冬は気温が極端に上がったり、極端に下がったりしています

水の中では、気温ほど敏感な変化はないのですが、太陽光が温かさを感じるある日、5つあるトロ箱の1つで数匹の小さな白い姿が見えました。

それが落ち葉に見え隠れしているのです。

溶けた氷水の中でメダカが生き抜いていた
溶けた氷水の中でメダカが生き抜いていた

小さな白メダカがたくさん出てきた!

私は、水槽に近づいてよく観察してみました。

夏場なら人影を見ると、餌をくれると思ってか、集団で近づいてくる仕草を見せるのですが、冬場のこの時期は厳しい環境下での自衛本能で敏感になっているのか、近づくと即座に泥土に潜ってしまいます。

このため、私は水槽に近づいてから、しばらくそのまま動かないようにします。

すると、5つの水槽のうち、4つの水槽から次から次からたくさんのおチビちゃんたちが、沈んだ落ち葉の中から出てきました。

小さなメダカたちが懸命に越冬中。
ガンバレもう少しで春が来る!
小さなメダカたちが懸命に越冬中。
ガンバレもう少しで春が来る!

生きていたメダカたちにご褒美をあげたくなった!

この時期は、水温が低いから活性が悪く、餌を食べないのですが、私は親心と言ったらよいのか、ご褒美の餌をあげたくなりました。

熱帯魚にも使う、フレーク状で柔らかいテトラミンです。

食べないだろうから、水質低下を防ぐため、ほんの少し各水槽の水面に浮かべました。

各水槽に1匹は好奇心旺盛な子がいて、テトラミンを軽く突っついています。

この水温では、餌を奪い合う光景は見れません…。

春になるまであと2か月。ガンバレ!

気温が温んでくるまで、あと2か月くらい!

マチャペロ
マチャペロ

なんとかそれまで生き抜いてほしい!

そう願って、毎日、自然環境とDIYについて考察する毎日なのです。

まとめ

メダカは水温の適用範囲がとても広く、真夏の30℃から真冬の氷点下でも耐え抜くことができます。

但し、低水温の場合には環境要件があって、冬眠する動物が地中で過ごすように、メダカも水槽底部に堆積した泥の中に潜り込みます

水槽の底に自然に堆積した泥は、メダカの越冬のためには必要な物ですから、人間が手を加えないようにしましょう!

※まずは部屋で飼ってみたいという方向けにリンクを貼っときます

白メダカ生体

アクアリウムセット
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