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ギターメンテナンス

ピッコロベースの配線をジャズベース仕様に変更

この記事は約4分で読めます。

~ベースのPU配線を変更/ピッコロベースの配線をジャズベース仕様に変更/2ボリューム1トーンにして出力を自由自在にしてみた~

ベーシストのジュンヨシハラ@zn_masason が 時々使っているピッコロベースは 中学生の時に姉から御下がりで譲ってもらったYAMAHA製が基になっています

高校時代は FGNの4弦を使い始め 大学時代もFGNを使っていました

現在メインで使っているAtelierZの5弦は 企業に就職して大阪に住んでいた頃から使い始めています

このFGNとAtelierZは 皆さんもステージで見たことがあるかと思いますが 中学生時代に使っていたYAMAHAのベースは 現在はピッコロベースにしてコレクションしてるというわけです

ピッコロベース
ピッコロベース

ピッコロ化した経過は 過去に投稿したので それをご覧ください

図面にして変更箇所を明確に

配線変更は ややこしいので 図面にして変更箇所を明確にします

現行配線の確認
現行配線の確認

これを怠ると かなりの確率で誤配線が生じます…

既設の図面おこし

今回描いた図面メモはコレ↓汚ったない図で申し訳ありません…

打合せで使った備忘録のメモなんです…

ピッコロベース配線図
サーキット変更メモ(配線図)

図面の下段が既設のサーキットで PUセレクトが2連ポットで配線されています

ポットの同軸シャフトを回すと フロントからリア(リアからフロント)に徐々にシフトしていくという構造でした

5分5分のミックスは センターで一旦止まるようになっています

しかし フロントをピークにしたまま リアを上下するとか そういうことが出来ません

このため オーナーのジュンヨシハラから 使い慣れたジャズベースと同じ2ボリューム1トーンにして欲しいというオーダーが入ったわけです

ちなみにグラフをいくつか描いてますが ユーザーと打ち合わせた時に PUの出力状態やポットのカーブを検討した時のものです

新設の図面おこし

先ほどの図面の上段が ジャズベース仕様の2ボリューム1トーンの配線基本図です

それぞれのPUを独立してコントロールする構造です

トーンは1つなので 2つのポットに直列で結線しています

シンプルですね…ww

このように新旧のプランを図面にすると 無用なハンダ剥離(取り外し)を行わなくても済む箇所が分かるというメリットもあります

配線変更はハンダ作業ばっかり…

愛用のハンダこて
愛用のハンダこて

ハンダ作業については 次のページで公開していますので 一読していただきたいと思います

今回のように 配線の脱着箇所が多い作業では ハンダの溶解を手際よく行う必要があります

ハンダコテの先端が黒く酸化してしていると ハンダが溶けません

コテ先を研磨する
コテ先を研磨する

酸化して黒くなったコテの先端を研磨すると 驚くようにハンダが良く溶けます

マチャペロ
マチャペロ

私は手を抜いて 黒いコテ先のまま作業して ハンダが溶けずにイライラします…

反省!

ハンダが良く溶けるメリット

ハンダが良く溶けると ①吸着が良くなる ②接点不良を防げる ③作業効率が上がるので 熱による部品の破損が防げる ④旧配線が外しやすい 等のメリットがあります

(作業工程)

(ハンダ作業の繰り返しなので作業工程の記述は省略します…)

完成

2ボリューム 1トーン のジャズベース仕様の完成で~す

完成 2vol 1tone
完成 2vol 1tone

まとめ

配線変更は ややこしいので 図面にして変更箇所を明確にします

新旧のプランを図面にすると 無用なハンダ剥離(取り外し)を行わなくても済む箇所が分かる

ハンダコテの先端が黒く酸化してしていると ハンダが溶けません

コテの先端を研磨すると 驚くようにハンダが良く溶けます

ハンダが良く溶けると ①吸着が良くなる ②接点不良を防げる ③作業効率が上がるので 熱による部品の破損が防げる ④旧配線が外しやすい 等のメリットがあります

補足

ピッコロベースの弦はどうするの?

現在 ジュンヨシハラのピッコロベースの弦は ギター用の太めの3~6弦を使用してますが スケールがギリギリです

ピッコロベース用の弦が発売されてますので それを使用した方がよろしいです

サウンドハウス:GHS ( ジーエイチエス ) / P3045 EXTRA LONG SCALE BASS BOOMERS – Piccolo (38″ winding)

サウンドハウス:DADDARIO ( ダダリオ ) / EXL280 Nickel Wound Piccolo Bass 20-52
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