~DIYでメンテナンスすることが演奏上達のコツ/弦楽器は付属パーツが調和しあって初めて良い音が出るバランス楽器なのです。~
前回のページで、ギターやベース等を新品のままの状態で、ただ練習し続けても、なかなか上達しないということを書きました。
弦楽器はバランス楽器ですから、今回示す全ての項目の調整がされて初めて機能を発揮します。
そこで今回は、メンテナンスの8項目を頭出ししています。
特にギターやベースは、DIYでメンテナスを施した状態で練習をすることで、必ず演奏が上達していきますよ。
《要点シリーズ》第1章『エレキの上達はメンテナンス次第』②メンテナンスのポイント
DIYメンテナンスの8項目
このあと出てくる項目は、DIYで出来る範囲のものを列挙しています。
私のギター、どこに課題があるのか自分ではわからないな~。
次の項目をチェックしていくと課題がわかってくるよ。
中級の人も見逃しがちな項目だから きっと役に立つよ!
各ブログページで次のポイントについて記述してますのでクリックして参照してみてください。
⑤弦高(①②③④のバランスで調整します)
⑥ピックアップの高さ(フロントとリアのバランスでハーフトーンを決めます)
⑦自分に合った弦のセレクト(テンションよりも⑥とのバランスで決めます)
ここにある以外にも、第2章では「オリジナルの音作りとDIY」の各項目を応用編として投稿しています。
このようにリストにしてみると、「あっ!メンテナンス出来てると思ってたけど、忘れてるところがあったな。」なんていう風に、気付きがあるのではないでしょうか?
実は私もこのリストがないと、忘れてたなんてことがよくあるんです。
先日、エレキを始めたけど、上手くならないので、やめちゃったという人のギターを見せてもらったら、先ほどのポイントが一つも調整されていませんでした。
たぶん、誰も教えてあげなかったんでしょうね…。
もしかしたら、凄く上手くなったかもしれないのに…。
こういう話のたびに 私はいつもそう思うのです。
そこで、素人の範囲ではあるけれども、約40年メンテナンスしてきた私なりのコツを随時つぶやいて役に立ちたいと考えているのです。
素人が行える範囲のメンテナンス方法をテーマにしていますので、材料や道具は出来るだけ手短に入手できる物を基本としていますが、やはり各種通販での工具や材料、部品の購入が多いです。
100均で売っていないものは仕方ありませんね。(笑)
私はこちらでも部品や道具を調達しています。
サウンドハウス ギター修理メンテナンスキット
「弦楽器=バランス楽器≒音痴な楽器」
「弦楽器=バランス楽器≒音痴な楽器」だということを忘れないでください。
だからメンテナンスが重要なのです。
このシリーズで続く各ページのメンテナンス項目は、このバランスを維持するためのコツが書いてあります。
項目をチェックして、DIYで楽器のバランスをしっかり維持すれば、ベストの楽器環境で練習することができます。
ベストな楽器環境は、弾き易さに直結します。
弾き易ければ、どんどん上達していきます。
みなさんのお役に立てるよう、私もこれまでの経験で得たコツを出し切っていきます。
共に楽しんでいきましょう!
【まとめ】
弦楽器はバランス楽器なので、ナット、フレット、ネック、弦高、ピックアップ、テールピース、ブリッジ、サドル、弦など、全体のメンテナンスが出来ていないと上手く弾けません。
ギターやベースをやめちゃった人の現物を診るとチェックポイントがひとつも調整されていませんでした。
もしかして、才能があって上手くなったかもしれないのに…。
《要点シリーズについて》
通勤・通学の移動時間に、ボリュームのある記事に遭遇すると「この話は、つまりどういうことなの?簡潔に教えてくれないかなぁ!」と思うことが多々あります。
このため、このページは出来るだけ短く、大事な要点だけをまとめてあります。
要点シリーズになっているので、前後ページへのシフトやメニューを使って、毎日1ページづつ読んでいけば、自分で行うメンテナンスはバッチリです!