~DIYで板金塗装/缶スプレーではメタリック塗装は難しい/もらってきたベルタにLEDとドライブレコーダーも取付~
ある日、高齢の義母からこんな話がありました。

もう車の運転はしないので、誰か使う人いないかなぁ?

shunちゃん
私が使います!
当時、孫=私の娘は千葉に下宿していました。
車かバイクがないと不便な所に住んでいたので、とても喜んで有難くいただくことになったのです。

まずは車の現物を見てみようということで実家にうかがったところ、トヨタのベルタだったのですが、四隅はみんなブツけていて、後ろドアの下っ腹を引っ掛けてエグれ、助手席ドアは大きな凹み、運転席側のフェンダーも大きく凹んでいました。
これを修理に出したら、袋状になっている板金の潰れもあるので、ザックリ20万円近くは掛かるでしょう…。
年式も古いし、お金をそんなにかける選択肢はなく、自分で出来るところまで修理してみたいと思ったのです。
DIYで板金塗装

車の板金修理なんて自分で出来るの?

若いころ焼付塗装のアルバイトを1年間してたことがあるんで、マネくらいはできると思うよ。
しかし、DIYで板金塗装をするのには、まずそれ用の道具がありません。
特に板金の引っ張り出しをするためのサクションカップ(業務用吸盤)なんて素人で持ってる人は居ないでしょうね。
さっそく通販で探して購入したのが次の画像のもの。


大きい方は 40kg位の吸盤力で 小さい方は10㎏程度の吸盤力があります
専門的な物なので高価な物かと思いましたが、そんなもんかと思ったのを覚えています。
これ以外にも、パテなどを揃えたのですが、当初に課題だと考えたのは、車と同色のスプレーはどうすればよいかということでした。
色々調べてみると、エンジンホールかドア部に貼ってあるプレートに色番号が刻んであって、その番号を指定して注文できる塗料メーカーのサイトがあるということでした。
アマゾンの通販サイトには、店頭販売していないものが結構あるのですが、それでも無い色番号の缶スプレーは、99工房のサイトで生産注文できるのです。
そのサイトでは、板金塗装のやり方や必要な材料も詳しく説明されています。
それで注文したものが画像にあるソフト99(99工房)のボデーペン。
その説明通り、シリコンオフ(表面の油分抜き。両面テープを張るときにも使います。)、プラサフ(下塗り剤。プライマーとサーフェーサーが同時にできるからプラサフ。)、クリアスプレー、二液性ポリウレタンスプレー等を通販サイトで準備しました。


99工房シリーズはパテ類も含め、板金塗装に必要な物が豊富に品揃えしているので通販で揃えるのは楽でした。
準備段階で大体2万5千円はかかりました。
それでも修理に出したことを考えると遥かに安く、我が家の車はそれなりに見える仕上がりに出来れば良いわけです。
まずフェンダーの凹みを引っ張り出すことから始めました。
板金というのは一旦引っ張り出しても戻ってしまうので、何回も引っ張って曲がった金属板に逆の曲がりを教え込ませなければならないのです。
これが結構大変でした。
また、凹んでいる周りはカルデラ状の金属の輪立ちができているので、小さなハンマーでコツコツと緩く叩いて、輪の山を潰していきます。
引っ張り出しと同時に行います。
タイヤホールも曲がっているので、金属整形は繰り返し行います。
出来るだけパテの量を抑えたかったのですが、プロの職人さんのように金属の性格をよく熟知していないので、まあいいか位にしか出来ませんでした。
そんな要領で助手席ドアのデカイ凹みに着手したのですが、ベルタのドアはライン状の折りが入っているのですが、これが潰れている状態だったので、内張りを外して内側から金属棒でシゴキ出しました。
他の箇所で考え込んだのは横っ腹のエグレです。
これを直すには切断と溶接の工程が必要です。
諦めてパテ盛りするしかありませんでした。
このように、考えては試行の繰り返しだったのですが、サラリーマンなので休みの早朝から暗くなるまで断続的に行い、板金が2週間、塗装を入れたら1か月近くかかりました。
次の画像は金属整形した箇所ですが、この頃はブログを始めていなかったので、修繕後の画像の掲載となります。
分かり難くてすいません…。



どうでしょう?まあまあですか?
パテ盛りと削り整形は、もっとも重要な下地作りですから、かなり丁寧にやったつもりです。
しかし、問題はメタリック塗装です。
今でも気に入らないところは、この車の色はメタリックなので、缶スプレーだと含有しているアルミの粉が均等に出てこないのです。
このため、ドアの画像をよく見ると分かるのですが、アルミの粉が斑(まだら)になっているところがあるのです。(みんなは、私が言わなければ気か付かないと言ってくれますが…。)
金属部の塗装の仕上げは、経費節約のため、クリアラッカーで厚みを付けてから、エポキシ樹脂とポリウレタンの2液性ウレタンスプレーを吹き付けます。
このスプレーは、一般の缶スプレーとはグレードが違って1本2,000円以上もするんです。
ソフト99以外には「ホルツ」が有名ですね。
この2液性ウレタンスプレーは、塗装面がラッカーより固くなるので私はギターの塗装にも使っています。
私のDIYの必需品なのです。
塗装工程の下処理として大事なのは、パテはもちろんですが、マスキングを疎かにしないことです。
これを怠るとやり直しが凄く大変ですから。
仕上げは電動ドリルに、このために通販で購入したバフを付けて液体コンパウンドで研磨します。
この工程は最後なので気持ち良かったですね。
次のバンパーの画像は、特に傷が深かった2箇所を撮影しました。
これも、まあまあ見れる位には補修できてますかね?



さて、この車は他にも手を加えていて、ヘッドライトのLED化とドライブレコーダー取り付けをしています。
ヘッドライトのLED化
ヘッドライトは暗すぎて怖いくらいでした。
そこで通販で購入したのが「SPHERE LIGHT RIZING2」。
これはハイビームにした時にロービームも同時点灯するので優れものです。



中に入ってるのは外したハロゲン
ベルタはヘッドライトの取り付け部がとても狭いので、作業は大変でした。
もう1台のルーミーにもこれを付けています。
ドライブレコーダーの取り付け
ドライブレコーダーが付いていなかったので、これも通販で購入しました。
室内カメラを通して後走車も撮影できます。
ヒューズボックスから電源を取り出す電源ソケットも同時に購入すると配線がきれいに仕上がります。


配線はドアの防水シーリングを剥がして(手でめくるように引っ張れば簡単に外れます。)Aピラーを内張り作業用のプラスチックへらで外します。


配線を隠したら、電源はヒューズボックスのシガーライター用の15Aから取り出します。(こういう時の配線用のヒューズ付きコードが売っています)


取り出しています。
(補足)ETCについて、車屋さんは年寄りを甘く見てたんでしょうかねぇ?
最後に、この車で気に入らない所があって、次の画像にあるように、どういうわけか運転席の左下側に露出でETCが付いているんです。

私が運転すると時々足に当たるし、義母に聞いたら、実家の地元のトヨタカローラ店で付けてもらったとのこと。
運転席の右下にはETC用のポケットがあるのに、何故こんなところに付けたんでしょうね?
それに、ETCの下側にある小物入れも開かなくなっています。
私の地元のトヨタカローラの担当者にそのことを言ったら、全くその通りだと言ってました。
【まとめ】
DIYで板金塗装するためには、板金を引っ張り出すサクションカップ吸盤、厚づけパテ、うすづけパテ、バンパーパテ、液体コンパウンド、シリコンオフ、バンパープライマー、プラサフ(プライマーとサーフェーサーの二役)、サンドペーパー、99工房で色番号指定のボデーペン、クリアラッカー、2液性ポリウレタン、バフ等が必要です。

洗車をあまりしなくてもいいように、樹脂コーティングもしといたよ。
yours(ユアーズ)の室内LEDや、ボディーコーティングのVARNISHシリーズは、ユーザーのことをよく考えてあって、もう1台のルーミーにも使っています。

父ちゃんありがとう!