~DIYでエアコンの配管テープの巻き直し/化粧カバーから露出した部分がボロボロに…なんとテープの巻き方が逆になっていた!~
セカンドハウスの エアコン配管テープをDIYで補修しました。
前のオーナーが設置したエアコンですが、配管の化粧カバーから外に露出している テープの巻き付け部分が紫外線でボロボロになりました。
時々、エアコンの配管がボロボロになっている家を見かけますね…
化粧カバーを付けていても、室外機の周りはテープの巻き付け部が露出するんで、紫外線で劣化するけど、配管業者のテープの巻き付けが逆になっているケースも原因になるんだよ…。
エアコンの配管テープの巻き直しは、高所作業でない限り、DIYでも行えます。
テープの隙間に水やホコリが入らないようにする事が重要なので、巻きはじめと巻き上げの向き 巻き終わりを包帯のように丁寧に巻けばよいのです。
施工開始
破損箇所の切除
ボロボロになった配管テープをハサミで丁寧に切除します。
よく見ると、エアコンの配管テープの巻き方が逆になっていて、下から巻いていないことがわかります。
紫外線と並んでこれも劣化の原因になっていました。
エアコンの配管事業者の手抜きか知識がないのかわかりませんが、工賃をとっている以上これはいけませんね…。
配管テープの巻き付け方向について
エアコンの配管テープは、右巻きでも左巻きでも良いのですが、必ず下から上方向に巻き付けていくのが原則です。
次の画像は、エアコンの後ろに寄せた配管のたわみの様子。
巻き付け方向が、上下逆なので水やホコリの受け皿になっています。
この場所は、南向きで強い太陽光が当たるので、直射を受けるテープについては、破断が起きましたが、上の画像は室外機の後ろ側に寄せてある配管であるため、紫外線の影響は比較的少なく、テープが破断するまでには至っていませんでした。
しかし、このようにメクレて受け皿状になっている箇所は、今回やり直しします。
もしかして?前のオーナーの時に設置されたエアコンは、他にもあるけれど、それはどうなのか?
やっぱり…。予想が当たってしまいました。こちらもテープを巻き上げでなく、巻き下げてるので、雨やホコリが入り始めています…。コストを考えたのか、化粧カバーも付いていないのです。
雨やホコリは、テープの密着性を下げるので、縦方向の配管は、その影響を受けやすく、強い太陽光にもっぱら照らされると破断しやすいです。
まあ…上の画像の設置箇所は、西向きで隣の家の影になる時間が長く、常に直射が当たる所ではないので、今回は様子見とします。
さて、今回施工する箇所に戻ります。
(補足)破損箇所を切除したら、落ちた細かい断片も取り除く
破損箇所を取り除いていくと、細かい切片が落ちますが、雨で流されるのでイイやと思わない方がよろしいです。
今回の施工場所は、二階のバルコニーなのですが、床に防水塗料を塗ってあるため、テープの細かな破片を放置すると、雨で流れることなく、床にくっついてしまいます。
しっかりと除去することをお勧めします。
テープの巻き付け開始
今回使う道具は、ハサミと配管テープ。
エアコン配管テープは、粘着付きと無しのものがありますが、粘着無しを好んで使う人の意見をネットで拝見すると、やり直しを考慮しているようですね…そして巻きはじめと巻き終わりには粘着テープを使っています。
狭い所で作業する場合は、粘着無しの方が使いやすいと思います。
今回、私は粘着付きのテープを購入しました。
参考までに、因幡電工 粘着テープ 標準厚タイプ 50mm×20m アイボリー HF-50-I です。
さて、下から上へ巻き付けましょう。
包帯と同じように、巻きはじめは二回くらい同じところに巻き付けます、そして少し引っ張り気味に斜めに上げて、二分の一づつ重なるようにします。
そして徐々に三分の一が重なるようにしていきます。
今回は補修距離がそんなに長くないので、二分の一の重なりのまま進めました。
さて、巻き上げていくと配管と壁が狭い所になりました。
こういう時に粘着無しのテープ方が扱いやすいわけですね…。
配管は、すぐそばの化粧カバーに入っていきます。
こういう場合、化粧カバーは表面と壁側の二分割の構造なので、表面のカバーを外して配管を浮かせる方法があります。
しかし、この場所のように南側で常に太陽光が当たっている所では、カバーが劣化していて、表面を外そうとすると割れてしまう可能性が大です…。
このため、一旦ロールからテープを切って、30㎝くらいのテープで小出しに巻き付けることにしました。
粘着式のテープは、狭い所の作業には向いていませんが、小出しにしても粘着するので、今回のようにゴールが間近の場合など、状況をよく見て選定すれば良いと思います。
施工完了
エアコン配管テープの巻き直し補修が終わりました。
このあと、室外機を壁際に戻して施工完了です。
まとめ
エアコンの配管は、化粧カバーを付けていても、室外機の周りはテープの巻き付け部が露出するので、紫外線で劣化する。
配管業者のテープの巻き付けが上下逆になっているケースも原因になる。
エアコン配管テープは、下から上へ巻き上げること。
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